Rolf Movement ®認定トレーニングに関する情報を提供します。

2007年11月1日木曜日

2007年RMIクラスを振り返って

10月19日に無事第2回東京ロルフムーブメント認定トレーニングが終了しました。12名の参加と再参加者1名の計13名に加え,約3名のauditorを受け容れ,盛況なうちにclosureを迎えました。今回の実習において,前回の外部クライアントへの5回と3回シリーズの代わりに,参加生同士の5セッション交換と3回シリーズの外部クライアントへのワークに変更となりました。この変更により,連日のワークで多少身体へのインプットが過剰となる懸念もありましたが,参加生がワークを受ける機会が増え,統合をさらに突き詰めることで,参加生の全員が,感覚が十分満たされたembodyされた状態に至ったことは,すばらしい成果だったと思います。少なくとも私がこれまで見てきたトレーニングの中でも,参加者がこれほど高度に統合された状態でクラスを修了するのは珍しいと思います。参加された方々のクオリティの高いワークを実際に実践した結果に他なりません。(余談ですが,かつて私が参加したAdvanced tainingでは,トレーニング終わり際に,ある参加生が自分が期待した変化が全く得られなかったので,これからかかりつけのD.C.にいくといっていたのがずっと頭に残っています。)
クラス内で強調されたように,プラクティショナーの感覚や知覚が,受け手にいかに伝達するかということを考えると,トレーニング中に身になるワークを受ける重要性はどれだけ強調されてもされすぎることはないでしょう。

初日から,クラス全体を安全で開かれた空間が形成され,最終日までそれは維持されました。
理論としてのTonic FunctionやロルフィングのPrinciplesが,言葉や定義的な説明に留まることなく,より踏み込んで,生きて使える深い内容として,探求できたことは全員にとって大きな財産になると思います。
クラスを通して,Carolの参加生とダイナミックに応答し合う姿勢と,彼女の卓越した他者をempowerする力に支えられ,無事クラスが終了しました。
また,朝のMovement瞑想や,モデルクライアントへのセッションの流れを全く妨げない透明で中立的な立場で,Carolの時に詩的で繊細な世界観を見事に通訳された大野百合子さんはこのクラスに多大な貢献をされました。参加された方の大野さんの訳に対する総合評価は非常に高いもので,5段階評価で,4.7という高い満足度が得られています。

参加されたロルファーの皆さん,そして開催に携わって頂いたすべての方に感謝を捧げたいと思います。

0 件のコメント:

Profile

自分の写真
1998年に米国コロラド州ボールダーにて,The Rolf Instituteによりロルファーとして認定されて以来,Rolfing®の個人セッションを中心に活動しています。